人はなぜ、チームを作るのか


こんにちは!!

ライフチェンジングコーチD.Oです。

あなたは、どこかに所属をされていますか?

きっとどこかしら、団体や組織という

「一人ではない、誰かと一緒に仕事や生活をするグループ」に席があるのではないかと思います。

例えばそれが会社だったり、

例えばそれが町内会だったり、

例えばそれがサークルだったりと、

知人や友人、先輩や後輩、上司や同僚や部下、そして

家族や身内がいる領域となる「グループ」のことです。

これらを総称して「チーム」と言うとしたら、

人はどうしてチームを作るのでしょうか?

この、人が自然に当たり前にやっている「人と一緒に居る」行為をどうして人は取るのか、

それには大きな効果があってそうしているのです。

その逆で、人が組織や団体に席を置くことが無い状態で、

自分ひとり単独で活動をすることにももたらされる影響は大きなものだったりします。

今回はそんな、誰かと行動を共にすることがいかに重要なことかを

こんな切り口でお伝えしてみたいと思います。


人は一人だと、どうして思うように進められなくなるのか


私達人間は、自分が取る必要がある行動を自分以外の人と共有して、

自分の心の志気や精神状態、自分のやるべきことを確認しながら生きています。

それは、対照物の状態を確認することで

自分の状態が正常に機能しているかどうかを把握するためにある生存本能から来ています。

これが一人での単独行動となった時点で、途端にその維持ができなくなるものです。

これは、どれだけのスキルやノウハウを身につけた人だとしても、

高いマインドやステータスを持ち合わすパーフェクトヒューマンであっても皆同じです。

人は目の前に見本となるものが常に無い状態になると

何を標点にして行動していけばいいのかが分からなくなり、

それが起因し気持ちが泳いでしまい、ブレるようになるからです。

こう思えば、人は自分の外側にあるものを

見たり聴いたり触れたりして感じながら自分のことを他と比較して、

常に自分の状態を何かと照らし合わせて

検証しながら生きていることが分かります。

このように、人間にはこの基本的な「生存のためのメカニズム」が本能にプログラムされているので、

人は前進したい時に一人で居ると、どうしても思ったより上手く行かないようになってしまうのです。


チームを作ることの大きな効果とは


なので人はチームを形成して暮らしているのですね。

そして、チームを作ることの動機を一言で伝えるとしたら

「認めてもらって、OKを増やすため」です。

人はとにかく自分一人だけで、何かをずっとやっていくと、

あれだけやろうと思い立って進めていたことなのに

「何が正しいのか分からなく」なって行き、さらには

「何がしたかったのか」の理由を見失うようになってくることから、

やる気が出なくなってしまうのです。

人ってどうしてやる気が出るのかっていうと、

誰かに承認してもらえるからです。

誰かと居れば、意識しなくてもやり続けることができるというこのメカニズムは、

全ては「自分のとったアクションを自分の中でOKにできる環境に居る」からなんですね。

要は、誰かに直接承認をもらわなくても、

「自己承認が上手く行く」から、人はチームに居たいんです。

これが、行動を取り続けられる理由になっているのです。

逆に、自分ではちゃんと意味があってそのチームに席を置き、

自分なりにコツコツと頑張って進んでいるのに、

誰かの目測りによって「成せてない、足りない」と非承認を受けて行くと、

そのチームにはもう居たくなくなりますよね?

だから、チームに居ることやチームを作ることは、

人間にとって、知識や技術を学ぶことなんかよりも、

存在理由や承認欲求を満たすための、生存すること自体の

「まず重要なセットアップ事項」となっていたのです。

自覚は無かったかも知れませんが、私達はチームに居るだけで

知らず知らずのうちに「物凄い大切な効果」を得ていたのです。


どうしても一人な環境でやらなければならない人へ


でもそうは言っても、今までの経緯や理由があって現在

一人で生活や仕事などの活動をこの形でやるしかない方もいらっしゃるかと思います。

その場合、あえてこのようなことを企画してみてほしいのです。

それは、誰かのいる場所に定期的に行ったりし、同じテーマを持って活動している人と接点をとり、

「繰り返して情報交換や意見交換が行える環境を設定すること」です。

そう、個人単位で活動している起業家の方やソロワーカーさん、

後は芸術家の方などの個人名義で活動されている方が

オフ会やオンラインサロンを企画して定時集会をしているのを見かけたりしませんか?

こうやって、自分の外にある物事と自分の思っていることを比較しながら

「軸」を持つようにすることで、ためらうことを無くすことができ、

ずっと最適なパフォーマンスができるようになるのです。

だから人は、誰か(自分とテーマが共通している人)となるべく共に居ようとすればいいのです。

本気で進みたい人、ずっと成長したい人は、誰かと共にいるために

口実や形はなんでもいいから、何かの簡単な団体や組織を作る。

あなたと同じように、一人で悩みや苦しみや課題をどこかに抱えて生きている人は、

共通したテーマを持っている人と、どこまでも出会いたいものなんですね。

だから、惜しげもなく声を掛けて行っては、誘って行けばいいのです。

それに、このような会を企画して自分が主催者になると実は「なった者勝ち」な一面があり、

のちに自分の活動で提供しているサービスやノウハウ、アイデアや権利を

参加者の方たちが求め始めるようにもなるのです。

こんな作用まで自然発生しだします。

私の場合で言えば、バンド活動をやっていることがそれに当てはまりますね。

もれなく、自分でバンドを立ち上げては、リーダー(主宰)をしていますよ!!

そして、バンドで演奏の練習をしているように思いきや、

その大半が井戸端会議や日頃の生活上での相談会となっています(笑)

…でもちゃんと練習もしていますのでご安心ください(笑)

とにかく、形式はちゃんと設えなくてもいいので、

誰かと一緒にいる環境を作るようにしてみてください。

そこから生まれるものは、一人でやっている時とは

見違えるくらいに凄くなりますから。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました(^^)