自分の嫌なところを治そうとしてはダメ!!


こんにちは!!

ライフチェンジングコーチD.Oこと、尾崎大祐です。

皆さんは、自分の嫌なところってありますか?

こんな聞き方をしてみましたが、誰にだって多かれ少なかれ、自分の嫌なところがあると思います。

では、その嫌なところを治したいと思いますか?

これも基本的には、できれば治したいと思うことでしょう。

でも、例えば自分の嫌なところを治そうと取り組んだ結果、

今まで完全に治せたことってにありましたか?

きっと100%キレイに無くすことができた人はいないのではないかと思います。

「なぜか治せない。だけど治したい。」

もしこのような気持ちが何年にもわたりずっと存在しているようであれば、

それってずっと中途半端な気持ちなので、逆にしんどくないですか?

そう思えば、「嫌なところを治そうとする自分」そのものが嫌になることだって無いでしょうか?

若干深いことを申しましたが、実はこれ、嫌なところを治そうとすること自体が

いつまでも嫌な自分を生み出して行っているってことなんですね。

なので本当は、このようにして自分と向き合ってみて欲しいんです。

「嫌なところは、あえて治さない。」

今回は、嫌なところをあえて治さないようにすることの大切さと

その意外な効果をお伝えして行きます。


ダメなところを治したい気持ちを引き起こすダメな心とは


人はみんな普通、自分のダメなところを治したいと願うものなんですが、

自分のダメなところを治そうと思う気持ちがどんな心理から引き起こされているのかというと、

それは「自分のダメな心から」です。

なんだか難しいこと言いましたが、この「ダメな自分を治したい気持ち」っていうのは、

本当の自分を隠そうとする「偽り」から生じているからなんですね。

本当の自分って、素の自分であり、意識をしていない状態で

解放されている状態の自分のことです。

その開放された状態では、自分の人間性やしぐさ行動に対して、

基本的に良いも悪いも感じたり考えたりしていないじゃないですか。

でも人の前ではスイッチが入り、自分がダメだと思っていることを隠しだし、

この本当の自分を偽る行動を取っているわけです。

偽りって、人の心の中に潜んでいる「邪心」によって引き起こされる感情で、

相手のことを見据えずに、自分の勝手な気持ちとなっている状態で発せられます。

なので、コンプレックスを消そうとする行為も、行動心理で言えば

自身を隠そうとしている行為となるので、偽ろうともがいている状態となるのです。

実際のところ、人の心の構成ってどのようになっているのかというと、

人は自分の好きなところが出ている時では「本心」が現れるので、

その瞬間、人は嫌なところを治そうとする意識をすっかり忘れ、

自分の想いや熱意が溢れ出て来た通りに、恥ずかしみもない仕草を取っているものなんです。


ダメなところが存在しているのにも、ちゃんとした意味がある


そう思えば、「ダメなところって基本的に、常時出続けている」ことになります。

そして、それが自分自身で目についた時にだけ過剰に反応をしては、

「また出てしまっている。」とか、「またやってしまった」と、

自覚をした瞬間にだけ凹んでいるのが正しいです。

ダメなところをダメって位置付けているその気持ちって、

単なる、自分自身がそう勝手に思い込んでいて

人からダメと言われる前に先に決めつけている場合が多いんですね。

これが、無意識であり潜在的な意識だけで生活しているような

特別周囲から観られていない場面や、心を許している人しかいない空間などでは、

「今自分のダメなところが出ていないか?」なんて、そもそも湧いてこないと思います。

そう思えば、ダメなところって、ダメなところとは言えないですね。

それに、ダメなところが出てしまうことにも意味があって、

何かのために作用をもたらすからこそ存在しているのです。

それは何なのか?

それは、「個性」です。

でも、ただ「個性」と言ってもしっくりこないかと思うので

このように言います。

「チャームポイント」なんです。

実はダメなところこそ、目立つための最高のポイントとなり、

世の中の人に自分を覚えてもらい選んでもらうためには

とても大切なものとなって来るものなんです。

ダメなところって、他の人からしたら

あなたが思っているほどダメではないことがほとんどです。

確かに、人に迷惑をかけたり、利害関係をもたらすほどに影響が出てしまうものは

ちょっとの努力と少しの勇気を持って改善に取り組む必要がある部分もありますが、

逆に、影響をもたらすようなレベルのダメなところとは、

自分でダメと自覚していないからそのレベルまでなってしまっているわけなので、

あなた自身がダメと思っているところについては、

他の人からしたらそれはダメなレベルではないのです。

ということは、シンプルに「単なる個性」なんです。

そして、個性があるから、人はその人を好きになりたくなるのです。

いじめてくる人は、あなたのことが嫌いなのかも知れませんが、

いじってくる人は、あなたのことが好きなんです。


無くせないようになっているのなら、無くさないようにすることが本当の正解


いかがでしょうか?

何かそう思いあたることはなかったですか?

ダメなところはダメだから排除するのではなく、

ダメも一つの意味ある現象として、必要な存在だということなんですね。



これがもし、奇跡的にダメなところを排除できたとしても、

そのダメな心がダメなところを排除をさせたわけだから、

ダメなところを排除させたとしても、またそのダメな心自体が

また次のその他の自分のダメなところを拾って来ることでしょう。

こうやって、ダメな心がダメと決めつけているメカニズムから、

ダメがダメを生んでいく繰り返しとなるので、

ダメが無限増殖し、キリが無く、いつまでもダメな自分として生きて行く人生になってしまいます。

だから、ダメなところに焦点を当て続けて生きて行くと、

それがクセになってしまい、本当のこと(正しいこと)が分からなくなっていくんですね。

最悪の結果、自殺してしまうことだってよくある話です。

もし、それでもダメを無くしたいと願うのであれば、

それならばなおさら「ダメなところから視点を反らすこと」が唯一の方法です。

なので、ダメなところを治すのではなく「本心を育てる活動」をしたらいいのです。

「本心」で生きるには、邪心から発生する「弱点を消そうとする」気持ちに焦点をあてないで、

自然的に溢れてくる解放されたハッピーな感覚と自分の弱点とを、共存させていくこと。

そうすると、ダメなところが目についても、

そんな自分を認めて許しては楽しめるようになり、

その楽しそうな自分を見た他の人も一緒にどんどん楽しくなって行くから

幸せの連鎖とありがとうの連鎖が起こるんですね。

簡単に言うと、「今の自分のままでいい」と

自分に認定書を授与してあげてください。

それが自分でできないから苦しんでいるのであれば、

それができた、達成した人から認定書をもらってください。

私達コーチも、元々は誰かや自分自身からその認定書を授与してもらって来たから

コーチにまでなれたんです。

人生が成功した人や目標が達成できた人は、その技術や知識を磨く前にまず、

「ダメな自分を無くさないで一緒に育てて行く心=本心」を磨いてきていたんです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。