私達は、学ぶ前からもう既に知っているってことに気づいていない


こんにちは!!

ライフチェンジングコーチD.Oです。

最近の私の記事では、新しいことを取り入れることよりも、

今あるものを再確認していきながら、改めて大切にしてみることを

たくさん伝えているように思います。

それは、私が最近、改めてそこを意識して

「自身の視点を再確認」している今だからです。

シンプル化してスマート化することにフォーカスを置いているからでしょうね。

でも、特別新鮮でもなく新しいものでもない、ありふれたこの価値観が

自分に大きな変容をもたらして、思った通りの結果が出ているのです。

では逆に、あなたが今までに必死でやってきていることが

新たな手法や知識を身に付けることであったとしたら、

それを学んだことで、ちゃんと思った通りの結果を出すことができていますか?

これがもし、思った通りの結果となっていない場合、

あなたはちゃんと、自分のことを分かってあげられているのでしょうか?


ノウハウの本当の正体とは


私達は結果を出したい時、一所懸命に新しいノウハウを学んだりすると思うのですが、

実は、その身に付けるために学んでいることが

「同じ技術を、違うネーミングで習っている」ってことに気づいていますか?

真実を伝えるとすれば、

「今までと同じことを、ただ違う言葉で伝えられている」

のが、ノウハウというものです。

特に、マーケティングや自己啓発の(コーチングも)ノウハウなんかは、

とことんまで学んできた私が気づく限りでは、

真新しい名前や内容だと思って新たに学んだそのあとに実践をし検証をしてみると、

「あ、結局は今までにやってきたことと同じことだったのか!」と

最後にハッと気づくことが大変多いです。

ノウハウは、まるで新しい手法かのようにレクチャーされているものですが、

その本質を知れば「辿り着くところは同じことだった」と、やっとこさ気づくものです。

ノウハウってどれもパッと見、どこか斬新なように感じられ

刺激的で魅力的に聞こえるものではありますが、どちらかというと

「売り文句(セールスコピー)」だったりします。

もし、今までにたくさんのことをずっと学んで来ているのに

「いつまでも思った通りの結果にならない」と悩んでいる方は、

ここに気を付けてほしいと思うことがあります。


学びのスタートをしたのなら、学びのゴールもさせないといけない


学び続ける人は、「どこかで線を引くこと」を忘れてしまっている傾向があります。

どこからともなくまた新しい言葉や情報を耳にするたびに、学び続けることを最優先してしまい、

学んだ内容を実践することよりも、学ぶという行為自体を好きになり、

「学習依存」となっていることがあります。

学びをメインにし続けると、学んでいないと不安な自分になってしまい、

さらに、学んだ通りの結果に対しての確実性を求めるようになっては

ちょっとした失敗をくよくよ気にして動けなくなるようになり、

完璧を求めてしまい、その結果傷つきやすくなります。

そして、行動することが怖くなり、慎重になる。

そう思えば、何回も同じことを習っているってことにさえ気づけない自分になっていきます。

実践に移れないままで勉強ばかりしていれば

最後には結局、「今までにも同じことを学んで来ていたんだな!」ってところにまで

いつまでも至れないでいるのですから。

だとしたら、もし言い切っていいとすれば、

私達はもう「学ぶ前から既に身に付いている」ということです。

それを、自分の奥底から引き上げて引き出して行けさえすれば、

「もう既に結構できている自分」が居たってことに気づけるのです。

そんな、本当の自分を知ることなく、ただひたすら

ずっといつまでもたくさんのことを学び続けて行けば、

溜まり続けるノウハウの在庫の中から「今必要なのはコレ!」と言う風に、

すぐに見つけ出して使用することはできないものです。

なので、実践し体験し確かめて行きながら、自身で

ノウハウの棚卸や在庫処分をしていくだけで、

見違えるほどに結果が出るようになるものなのです。


学ばないという学び方もある


いかがでしょうか?

少し胸が痛かったという方もいらっしゃったかもしれません。

でも、あなたは一体、どこまで学ぶのでしょうか?

学んだのに思ったような結果が出ないでいる場合、

学んだ内容が自分にとって正しいのかどうかもわからずに

いつまでその方法を試して行くべきなのかを、

イメージしたり計算してみたりして事前に決めたってことはありますか?

線引きや限界点を決めているのか?

そして、どの判断基準で「ここまで」だと

決めることができるのか?

だとしたら、私達は本当は何を学び何を身に付けるべきなのでしょうか?

そう、何よりも大切なのは、結果的に「オリジナリティー」なのです。

ハッキリと言えば、ノウハウとは「誰かの成功体験を誰かに伝授しているもの」です。

ということは、「誰かの体験を通して実証された必勝パターン」が

分かりやすくパッケージ(商品化)されたものだということです。

なので、全員がその必勝パターンを使って思った通りの成果を出すことができていれば

本当に間違いのないものとなるわけなんですが、

それは元々「誰かのパターン」なのだから、もし自分に合わなかった場合、

理解できたことであるにも関わらず、結果が出せなかったりするのです。

そうだとしたら、どこまでも信じて

そのパターンを追求しては結果を出そう頑張っている

この素晴らしい気持ちが逆に仇となり、

キリが無くなっては疲れてきてしまい動けなくなった結果、

何が正しいのかが分からなくなり「誤解」が生まれてしまうことが

実態としてたくさんあるものです。

では、どうしてコーチングが「答えはあなたの中にある」と伝えているのか。

そうなんです、私達は最終的には

「自分らしく、自分のやり方で、自分でやっていく」ことを

身に付ける必要があるのです。

ノウハウに振り回されている場合、あなたは誰かに「依存」していて、

ブレることなく堂々と、自分を大切にしているあなたは「自立」している。

と、私はいつもそう思います。

そのために、教わるよりも「気づくこと」の方が結構大切なのです。

人からの受け売りではなく、多少間違っていてもいいから自分の想いを一番に大切にして、

自分の発想を自分の言葉で出していくことこそが、「自分にとって最強のノウハウ」となることでしょう。

ということは、逆に言うと、

今までと同じことを自身の発想にて新たに生み出し、

今までと違う言葉でノウハウ化して伝えることができた人こそが

成功するようになるというメカニズムです。

とことんまで自分を知って、とことんまで自分と向き合って、

とことんまで良い聴き手と対面しながら、とことんまで本当の自分と対話する。

たったこれだけで、不思議と結果が現れてくるのです。

自分のことは自分が一番分かっている。

なのに、自分以外の誰かの言葉を使ってしまうから

自分が自分で自分のことを分からなくさせているってことに

気づいて欲しいと思います。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました(^^)