話し方で分かる、自信のない人の特徴とは


こんにちは!!

ライフチェンジングコーチD.Oこと、尾﨑大祐です。

突然ですが、私達人間で一番、自信のなさが現れてしまうところは、

「話し方」です。

よく、「自信のなさは、しぐさや態度に出る」といわれていますが、

実のところ、それが顕著に分かるのは、話し方のほうです。

話し方って、その内容を伝える際に

どのような順序で構成して話しているのかや

会話の語尾がどう表現されているのかで、

その人の性格や考え方まで捉えることができるからです。

そんな風に分析されて相手に見過ごされるのも嫌だと思いますが、

残念ながら、伝わる人にはそう伝わるものです。

そして、それが愚直にどんな人に伝わってしまうのかというと、「自信がある人」にです。

自信がある人にはそう顕著に伝わって、見抜かれてしまうのですね。

それくらい、自信がある人からしたら、話し方の差や違いを感じては、

その人が自信を持てている人なのか自信を持ててない人なのかを

見分けることができるものなのです。

だって、自信がある人からしたら、

自信のある人とコミュニケーションをとって

正しい情報を仕入れたり、安心して物事を依頼したりと、

自分レベルで信頼を手にしたいわけですからね。

そうなれば、自信がないと相手にされなかったり、

良好なパートナーシップを組めなかったりと、

色々と物事が上手く運ばない人生になって行ったりします。

では、そんなことにならないように自分に自信をつけて行くにはどうしたらいいのか。

どのようにしたら、自信のある人のような話ができるようになるのか。

今回は、話し方で自信をつけられるようになるための

ちょっとしたコツをお伝えしてみたいと思います。


そもそもなぜ、自信がないのか


そもそも、自信がない状態がどんな感じなのかというと、

自分が世の中に対して何をやっているのかが

ハッキリと分からない状態であったり、

人の意見を聴きすぎて振り回されてしまったりして

いつまでも決められない状態などです。

自信がないと、「堂々と言い切れない」のです。

自信がないと、否定された時には足元からすくわれてしまい、

その後、論を展開することができなくなってしまうのですね。

なので、結局のところ「分かっていない」から自信がないのです。

でも、分かっていないと自信が持てないという話しではなく、

たとえ物事の中身を全て分かっていなくても、

実際は、「そぶり」によって自信は身につけて行っているものだと思うのです。

「根拠のない自信」という言葉があると思いますが、

自信とは、根拠を得てつけて行くというものではなく、

その逆の、「自信そのものが根拠に変わって行くもの」だと思うので、

合っているかどうかが分からないとしても、自信を持って論を述べ、

そして、「間違っていた時は私が責任を取るから」とか、

「私が横にいるから大丈夫だよ」というような「そぶり」によって、

自分がその人をしっかりとサポートしてあげたいという気持ちさえ持っていれば、

単刀直入に言い切ることはできるものなのです。

だから、自信のある人というより

自信が溢れている人と言った方が正しいのかも知れませんが、

自信が溢れている人は皆決まって、

言葉数が少なくては多くのことを伝えずに

散らばったような会話をしない印象がどこかありませんか?


自信の無い人は、逆に話しすぎる


私が過去に行った、とある講演会で、こんな話を聞いたことがあります。

それは、元々警視庁の刑事部捜査一課で活躍しておられた

元刑事部長だった方の講演会で聴いた話なのですが、

犯人だと思われる人物に、「犯人はお前か?」とか

「その時間、どこで何をしていたんだ?」などと質問をすると、

「やっていない」とか「ここでこうしていた」という風に率直には答えず、

「私が犯人だと、どこでどう思ってどうそれを証明できるんだよ!?」とか、

「私はその時ここでこの人とこんなことをこれくらいこんな感じでやっていたので〜」と言う感じで、

じらしたり、聞いてもいないことまでダラダラと喋り出すらしく、

それをみてある程度「この人物はおそらく犯人」だと断定していくのだとおっしゃっておられました。

この話からも分かると思いますが、自信のない人や虚偽を言っている人の会話って、

話が長い傾向があるのです。

これ、自信がない人ほど、話している最中に

自分へオートクライン(自分が言ったことを再び耳で聞きながら内容を確かめる脳内の作用のこと)をして行き、

言い訳をたくさん作って行きながら認識を増やしていくことで

あたかも本当にあったかのように自身を錯覚させていき、

そうして架空の根拠をどんどん生み出すことよって

偽りの話を実在かのように仕上げて行けるからなのですね。

たくさん話して、たくさんの言葉を並べることによって、

情報を盛りだくさんにして、ハリボテに仕上げて行き、

その場で自分を見固めているのです。

実は、自信のある人はこの逆で、

本当に多くを語ろうとしません。

ですし、「聞かれたことだけ話す」という特徴を持っています。

「誰からどう思われたって、自分は間違っていない」とか

「たとえ間違っていたとしても、自分は痛くも痒くもない」とか

そう思っているから、そういう心でいるから、

言い切るようにしながら、シンプルに伝えようとするのです。

よく吠える犬ほど、臆病だと言いますしね。


このように話すようにすると、自信が持てるようになる


いかがでしょうか?

あなたの中にもそう思いあたる節って無かったでしょうか?

これはけっして、それだとダメだという話をしているのではなく、

これを知っておくだけで自信をつけられるようになるものなので

一つ伝えてみることにしました。

みんな、案外、「自分の話し方を客観的に見て分析するような機会が

そんなに無いのでは?」と思ったのと、私はこのような

自分の会話を見直さなければならないようなや職や立場で

ここまでやって来ているので、散々体験しては実感していることだったので、

あなたにも伝えておきたいと思ったのですね。

ということで、会話を通して自分に自信を身につけたいのなら

「なるべく一言で、結論から話すようにすること」です。

結論を先に言い切って、それからその理由の説明を伝えて行くように話すと、

その会話を聴いている人に伝わっている印象は「ハッキリとしている人だな」となるのです。

よって、その物事が正しいのかどうなのかがハッキリと分からなくても、

例えそれが持論であって仮説だとしても、

それを堂々と伝えて行くこと自体が自信となっていくのですね。

結局のところ、物事が合っていようが間違っていようが、

それらがどちらの結果で出てくるのかがわからないとしても、

私達はどこかで決断して進まないといけないのです。

だから、とても大きな損失を出すことでさえなければ、

それが物理で証明されていることでさえなければ、

例え間違っていたとしても、ある程度は行動をしてみないと、

合っていたのか間違っていたのかは、結果が出るまでは分からないものなのです。

そう、ただ「体験が少ない」から、根拠が集まらず、

自信をもって自論を言いきれないだけなのです。

ということなので実際は、理屈(方法論)を学ぶことよりも、

体験をしていくことで人は自信をコツコツと積み上げて行くことができ、

結果的に、間違っていてもそんなに怖くなくなるから、

逆に、損失が出なくなる人生となって行けるのです。

もし、根拠がないと堂々と言い切れないタイプだと思っている場合、

それなら、どんなことでも小さなことでもいいから(間違っていてもいいから)、

体験を積み重ねて行ってみてください。

色々な体験をたくさんしてきている人の話ほど、

聞き取りやすくて分かりやすく、

心の奥までストンストンと入ってくるものはないですよ(^^)

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。