失敗すると書いてある道と、失敗するかどうか分からないと書いてある道、あなたはどちらに進みますか?


こんにちは!!

ライフチェンジングコーチD.Oこと、尾﨑大祐です。

あなたは、「失敗する」と立て看板に書いてある道って、進むことができますか?

きっと、その場で一度ためらって、そしてそのまま進まないのではないか?と思います。

では、「失敗するかどうか分からない」と立て看板に書いてある道って、進むことができますか?

これ逆に、進むことを、もっとためらわないでしょうか?

でも、どちらかの道を進まないと先に行けないのです。

だとしたらきっと、どうなるのか分からない道を選んで進む人が多いかもしれません。

どうなるのか分からないということは、もしかしたら成功するかも知れませんしね。

では、失敗すると書いてある道に、

「○○のような内容で失敗する」と,、ハッキリと書いてあった場合ではどうでしょう?

今回は、「失敗がもたらす本当の効果が凄い」

というお話をしてみたいと思います。


前もって失敗すると分かっていれば、逆に人は失敗しない


私達って、目の前にハッキリと「失敗」って掲げられた道を見たら、

きっと、その方向へは行きたくないと思います。

そして、その道を回避して、その他の道を探すことでしょう。

危険だと分かっていることに、わざわざ自分を進ませるメリットは無いからです。

でも、一つだけ思いだして欲しいのですが、

あなたがやろうと思っていること(転職話とか結婚話とか投資話など)があり、

自分一人の判断では決めきれずに、家族や親戚、知人や友人に相談をしたところ

「失敗するからやめておけ!!」と言われた時に、

「失敗するから」と言われたのだけど、逆に「やろう」と決めたことってなかったですか?

そう、私達人間は、「ハッキリ」さえしていれば、

自分の中でハッキリと決意さえできれば、

勇敢にも、失敗へと立ち向かって行っているものなのです。

実は、前もって失敗だと分かっていることの方が、

どうなるのか分からないことと比べて、

私達は選択をする傾向があるのです。

前もって失敗すると分かっている方が、覚悟が決められるからですね。

覚悟って、「心の事前準備」じゃないですか。

なにがどれくらいどのようになるのかが分かっている方が、

道具や設備を準備して、なるべくその失敗が起きないように

想定して進んで行けるのだから、決意が決まりやすいのです。

私達って本当は、失敗するかどうかが重要なのでは無くて、

解っているか解っていないかの方が重要だと思っているものなのです。


失敗が明確だと、事前準備ができるから、対策ができる


なので、「失敗するということ」が明確だった方が、

どこでどのようにどれくらい失敗するのかが分かっている方が、

失敗するかどうか分からないことに比べて、人は前に進みやすいのですね。

これら全て、「事前準備ができさえすれば、何事も結構大丈夫」ってことです。

明確となっているからこそ、対策ができ、

対策ができることで、まだ見ぬ物事に対して「恐怖」が減るのです。

人はどうして、思ったように進めないのか。

それが、「見えないものへの恐怖」なのです。

なので、事前に見えるように出来さえすれば、

恐怖感は無くなって行き、未来へと進めるわけです。

だから、失敗すると書いてある道の方が、

失敗するかどうか分からないと書いてある道よりも、

意外にも進めてしまうのです。

未来を決定づけているのは、物事の内容よりも、

「人が抱いている想い」の方なんです。


人は、「分からない」から失敗する


そんな、「想い」の方を重要視して物事を決定している私達人間は、

逆に言うと、想いさえ固まってしまえば、

周りの言うことを聴かないで、周りをよく見ないままで、

「失敗する」と書いてある立て看板さえ見ないまま、

フライングしてその失敗への道を進んでしまうことだってたくさんあります。

なので本当は、失敗すると分かっているとしても、

「なにがどれくらいどのように失敗するのか」が分かっていないと、

決意だけがフライングして決まったってダメなわけです。

具体的に分からないと戦略は立てられないし、計画だってしにくいですから、

進んで行ってからの道中にあることを色々と決めることができないんですね。

そのために、失敗を事前に知っておき(認知)、失敗を覚悟しておくことで(判断)、

事前に戦略や計画を立てる(操作する)ことができるのです。

そして、戦略や計画を立てる際に私達がいつも役立てているもの

それが、「失敗事例や失敗体験」です。

私達は、戦略を練る時や計画を立てる時には、

世の中がどんな流れで失敗を発生させているのかや、

今までに自身が起こしてきた失敗がどうだったのかを振り返り、

それらを無意識に参考にしていると思いませんか?

これは、人は意外にも、失敗をめちゃくちゃ活用して生きているという

「生命維持活動」のメカニズムが初期設定で備わっているため、

これから訪れることについて、過去の失敗をたくさん使用して、

できるだけハッキリとさせようとしているのです。

だから、私達人間は、物事の結果がどうであれ、

中身が「明確に分かる」ようにすることができれば、

失敗しないようにコントロールしていけるのです。

なので、事前に入念に戦略を練って計画を立てないでいると、

分からないことが多いままで道を進むことになるため、

不思議なもので、人は簡単なことでも失敗してしまうのです。


失敗を活用することで、失敗を知っておくことで、「分かる」から戦略を立てられる


いかがでしょうか?

失敗と分かっていた方が、物事は成功しやすいということが

伝わったでしょうか?

そう、失敗ってめちゃくちゃ必要なものだったのです。

失敗をするから、明確に分かるようになる。

世の中は、失敗というものがあるから、これから「なにをどれくらいどのようにやればいいのか」が分かる。

実は、これから訪れる物事や将来を、今現時点で明確化することができるもの

現時点で将来がどうなるのかを事前に確かめられるもの、

それが、唯一「失敗」だけなのです。

だからといって、わざわざ「失敗してこい!!」という話をしているわけではありません。

説明書などで「こうやると失敗します」って書いてある部分を事前に熟読し(実際は説明書に失敗の仕方は載っていませんが)、

そして、実際にその通りにやってみて、眼で観て耳で聞いて体験して確かめておくと、

他の失敗に対しても応用が利くくらいに、色々なことが対処対応できていくようになるものなのです。

そしてそれが逆に、新たな発想やアイデアを生み出すことに繋がっていき

色々な知恵を出していける自分となって行けることから、

失敗を、事前にテストして体験しておいてほしいと思います。

人生に失敗が多い人は、実際に体験(人生をテストしてきたという実体験)している量が多いから、

最終的にカメがウサギを抜くように、

抜きん出て成功を修めている方が大変多いように思います。

失敗は、失敗ではなく、「実体験」なんです。

本当は失敗に、正も負もないのです。

だから、失敗が事前に分かっているなんて、

そんなラッキーなことは中々無いのです。

改めて、失敗に価値を持ってみませんか?

今回も最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。