人が目標を達成するために必要なものとは「根性」ではない
こんにちは!
ライフチェンジングコーチD.Oこと、尾﨑大祐です。
私は今年の年明けから、更なる飛躍のため、新しい試みへとチャレンジをしています。
ちょっぴり言い訳ですが、新しい試みへチャレンジを開始するとスタートして1か月くらいは、
その感覚を掴むために短期集中で大量行動をするようにしている関係で、決まって
これまでに継続してやっていることのペースが若干鈍くなってしまう傾向があります。
本当はそれではいけないのですが、でも逆に「失敗から学ぶ」のが人生なのであれば、
「ああ、このようにすると自分はこのような傾向があるのだな」と
心の中で反省や見直しをするきっかけになるので、
上手く行かなくなる(コントロールが効かなくなる)自分を感じたり
客観的に見たりすることになり、振り返らせられたりして
良いことでもあるなと前向きに思っています。
なので、人にとって必ずあるひとつの「必要な現象」だと受け止めて、
自分のマイナスな結果を感じて凹んだり悩んだりするのではなく「こんな感じになるんだなあ。」と一度一息ついて、
「そしたら次はどのようにしていこうかな?」と、見直しや改善や新たなる計画をする行動へ進められたなら
それはダメなことではないと思います。
「では、どうするのか」のきっかけとして起こるようになっていると思えたら、
実際次の行動に移せられるのなら、それでいいのです。
冒頭少し長くはなりましたが、今回もお話を始めたいと思います。
人が根性を唱える理由は相手のためではなく、単なる「自分の美学の再確認」
私達は昔から、目標を達成するために「根性を出すこと」を第一に教わってきたと思います。
確かに若い頃はまだまだ社会や世間や現実を知らない未熟者な位置であり、
経験や体験がまだまだ乏しいことから、気持ちややる気が行動への動機や原動力に一致しがたく、
中途半端に動いてはあいまいな結果しか出せなかったり、逃げたり怠けたりってことに陥ることもあるでしょう。
だからこそ、根性を掲げて競わせ合うことが美学とされているのではないかと思います。
ですが、私達人間に元々から備わっているメカニズムから考えると、本当それは違います。
それどころか、根性を一番に唱えてはそれを無理矢理にさせようとするこの行為こそが、
人を後退・減退させてしまうものなのです。
なぜかというと、根性論ってのは実際は、
「それを唱えた本人が自分自身を讃えて慰めてモチベーションを維持する」ための自慰行為だからです。
このように断定してはいけないものだと重々承知なんですが、
ここで思い出してみてほしいのですが、
「根性を出せ!」と言われてそこからすぐに根性を見事に出せたことってありますか?
そしてそれをいつまでも何か月にもわたって、根性を入れ続けてずっと持続させられたことってありますか?
もしずっと持続ができていたとしたら、それによる結果をその期間中、常にMAXで出し続けられていましたか?
そうですよね、きっと途中で疲れたのではないかと思います。
あと、「根性出せ!」と指導された瞬間では、どちらかというと、
怒られていると感じて、シュンとなる方ではないでしょうか?
もちろん人それぞれなんですが、でも根性って、行動意欲が湧いてくるものとは違うと思うのです。
ではいったい、人を目標へ向かって進めるために必要なものとは、本当はなんなのでしょうか?
人が目標を達成するために本当の必要なものとは
人が目標を達成するために必要なものとは「根性」ではなく、実は「習慣」です。
根性は、今この瞬間に短期的に力を出して結果を出す場合にはとても有効であり必要ではあるのですが、
目標というものは本来、ずっと追い続けてはそれを持続するものであると思うので、
「根性」のような「燃え尽き方ロスエナジー」ではなく、「習慣」という「持続可能型エコエナジー」を使用しないと、
目標を達成し続けながらずっと走り続けることはどう考えてもできるものではないのです。
そして「習慣」とは、スイッチを入れてやらなくてもその行動が無意識にできるようになることをいいます。
逆に「根性」とは、メチャクチャ意識をしている状態を表すものなので、ふと気が抜けた瞬間にもろくも終わるものです。
ですし、根性を出すから、もろくなっていくのです。
習慣は「無理をしていない状態で、やらなければと気張らなくてもしていること」を表します。
しないと気持ち悪いような状態をそういうのです。
皆さんは、歯磨きをしないでずっと生きていけますか?
しないと虫歯になるからというより、しないと他のことができなくなるくらいに気持ち悪いと思うのです。
習慣とは、これくらい「やる気を出さなくてもやる気が出ている」状態をいいます。
だからこそ人は根性を捨てて、習慣化を目指すこと
だから私達は、習慣化を目指す行動を取っていく方がいいのです。
ではどのようにすれば、その行動を習慣化することができるのでしょうか?
それは、「計画すること」です。
そう、「見える化」をすることが全てにおいてのカギとなるです。
ライフチェンジコーチングではいつもこの言葉を皆さんにお伝えしていますよね。
手帳やノートに書いて、日数や進捗を目で見る形で確認しながら、無理のない程度に
日時を決めて時間割を作り、何分間かを定期的に繰り返す。
たったこれだけです。
計画なので、やった後にその数値を記録していくのではなく、「ここまではやってみよう」という
未来計画をします。
もちろん、その日がやって来て実践した後には、その横やメモ欄などに実際にできた数値も記録して
比較や進捗率がパッと分かるようにしておきます。
そしてここからが一番大切なのですが、「少なくても3ヶ月程度は計画の通りに繰り返しやっていくこと」です。
そうすることで初めて、それからは見える化をしなくても勝手にやって行けるようになるのです。
その行動がちゃんと自分の中でコミットされていると、逆にやらないと不安になるくらいにまでなれます。
例えこれが小さなことだとしても、この「習慣」こそ、人間の人生において一つの「成功」なんです。
その小さな積み重ねがどんどんと結果を出して行き、そして遂には大成功をもたらす時が必ずやってくるようになるのです。
夢を叶えてみたかったのに、目標を達成して行きたかったのに、
儚く諦めることになってしまってきたという方は、一度振り返ってみてください。
自分が成功できなかった理由は、「習慣化できなかった」からではありませんか?
耳の痛い話だったかも知れませんが、習慣化は物凄い力と結果を生み出すものだということに、
その価値に気づいてみてほしいなと思います。
あの世界のイチロー選手は、トップアスリートとしてスターダムに上がっても、
素振りをしなかった日は無かったそうです。
誰でもみんな同じところからのスタートだったけど、
習慣化できたからこのチャンスを得ることができたわけですね。
だから、これが大切という「正しいこと」をちゃんと知ってからの自分であれば、
今までやってきた自分とは違うので、まだ可能性はあるということです。
大丈夫です。また少しずつ歩き出していきましょう。
今回もお読みいただき、ありがとうございました。